草津町指定文化財 泣き燈籠

PB270086 泣き灯篭
国道292号線を東京方面へ帰る際、
誰もがここを通りますが、
何の灯篭なのか、ほとんどの方がご存知ないと思います。
また、気づかずに通り過ぎてしまう事でしょう。

PB270063 泣き灯篭
道の駅の手前、左側にあります。

泣き燈籠とは  

草津町指定文化財です。
以前は現在地の南方約50m、
旧江戸~沢渡道の分か去れ地に建っていた。
万延(まんえん)元年(1860)上州新田郡阿久津村
白石栄左衛門(しらいし えいざえもん)
なる人、
若かりし頃来浴の折、
この地にて行き倒れとなり終夜泣きあかしたが、
後年その思い出にまた他の人々の道標にもと
草津入浴四十度 (しじゅうたび)、宿痾全快(しゅくあぜんかい)を
記念し霊泉への感謝の念を以って寄進されたものである。
当時の入浴客は長逗留のため湯宿との交情を深く持ち、
帰郷の折は宿の女中や残る客が
ここまで見送って
別れを惜しんだことから誰言うことなく
泣き燈籠と呼ぶようになった。

PB270081 泣き灯篭
裏側に草津温泉入浴40度を記念しての
文字が刻まれておりました。

ブログをご覧の方で、もし、記憶にありましたら、
こんな歴史のある文化財がある事を知って頂ければ幸いです。

場所は、こちらです。