マツムシソウ(松虫草・マツムシソウ科マツムシソウ属)

IMGP2657 マツムシソウ

道の駅で、咲いているのを見つけました。
マツムシソウ(松虫草)という花です。
由来は、松虫(スズムシ)が鳴く頃に、
咲く花として名前が付けられたそうです。

薬草としても使われ、皮膚病に効くという事です。

さらに調べてみますと、
マツムシソウには、イリドイドのロガニン、スエロシッドが
含有されていて、血液の流れを促し、血管内の血小板凝集を
抑制する作用が認められているそうです。
脳血栓、心筋梗塞の予防などに、乾燥した全草を
1日量10~20グラムを水0.4~0.6リットルで煎じて、
3回に分けて食後に温めて服用するといいそうです。

花が終わると、こんな形になります。
IMGP2662 マツムシソウ

花の終わったあとの坊主頭のような姿から、
仏具の伏鉦(ふせがね)、俗称「松虫鉦」といい、
これから、松虫草という名前になった説もあるそうです。

画像検索で、松虫りんというのを見つけました。
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只今、マツムシソウがいっぱい咲いてます。
IMGP2650 マツムシソウ

IMGP2652 マツムシソウ

拡大して見ると、複雑な咲き方をする花ですね。
CIMG0179 マツムシソウ

こちらも、草津温泉の花図鑑として登録させて頂きました。
その他、いろいろございます。
下のタグの花図鑑というところをクリックしてご覧ください。 

オオハンゴンソウ(大反魂草・キク科オオハンゴンソウ属)

IMGP2332 オオハンゴンソウ

只今、国道292号線沿いでは、こんな花をよく見かけます。
こちらの花、元は北米の花で、
日本へは明治中期に観賞用として導入され、
だんだんと野生化されてしまいました。
今では北海道から沖縄県まで日本全国に定着している花です。

見た目は、黄色い花が咲いて、綺麗だと思うんですが、
今では外来生物法により特定外来生物(第二次指定種)に
指定されており、
許可なく栽培・保管・運搬・輸入・譲渡を行うことは
禁止されているそうです(((( ;゚д゚)))

自然に咲いている植物の生態系に影響を及ぼす恐れがあるとして、
草津町でも駆除作業が積極的に行われております。

IMGP2327 オオハンゴンソウ

IMGP2322 オオハンゴンソウ

それでも、たくさんの「オオハンゴンソウ」の花を見かけます。
よほど、強い花なんですね。

そのうち、駆除作業が進めば、見られなくなるなって、
幻の花になるかもしれませんね。

キツリフネ(黄釣舟・ツリフネソウ科ツリフネソウ属)

IMGP2376 キツリフネ

先日、ツリフネソウを紹介させて頂きましたが、
偶然にも、似た様な花を草津森の癒し歩道、ロイヤルコースで
見つけました。
こちら、キツリフネ(黄釣舟)という花です。

蜜を吸いに来た昆虫の画像。
CIMG0028 キツリフネ
中に入ると、捕まっちゃいそうですね。

こちら、先日紹介した、ツリフネソウです。
IMGP2290 ツリフネソウ
道の駅の運動茶屋公園で、いっぱい咲いてました。

秋の花、いろいろな花を見つけてみてください。

サワギキョウ(沢桔梗・キキョウ科ミゾカクシ属)

IMGP2349 サワギキョウ

サワギキョウ(沢桔梗) という花です。
草津温泉で自然に咲いている花図鑑シリーズ、
秋に咲く花です。

こちらの花、毒性のある危険な花との事。
何処で見つけたかは、隠しておきましょう。

IMGP2393 サワギキョウ

湿地に群生する花で、桔梗科の花です。

サワギキョウは毒草としても知られている花です。
若芽や茎汁を含む全草に、
有毒なアルカロイドのロベリンが含まれてます。
ロベリンは医薬品としても使用される反面、
毒ともなり中枢神経を刺激し、頭痛、嘔吐、
下痢、呼吸困難・麻痺、心臓麻痺を引きおこし
死亡に至ることもあるという恐ろしい花です。

横溝正史の長編推理小説で、『悪魔の手毬唄』では
「お庄屋殺し」の名で登場し、場面を盛り上げました。

悪魔の手毬唄とは、こんな映画です。(; ̄Д ̄)

草津温泉で咲いている花図鑑シリーズ。
いろいろと紹介したいと思います。
お楽しみに! 

ツリガネニンジン(釣鐘人参・キキョウ科ツリガネニンジン属)

IMGP2346 ツリガネニンジン

IMGP2338 ツリガネニンジン

もう秋の花が、続々と咲き始めております。
こちらのツリガネニンジンの花も、秋の訪れを告げる
花のひとつでしょう。

60~80cmの花丈で、鐘がいっぱいぶら下がっている様な花です。
名前の如く、風に吹かれると、鐘の音が聞こえてきそうな花ですね。

根を乾燥させてると薬草として使われ、
鎮咳(ちんがい)去痰(きょたん)の目的で慢性のせき止め、
たんきり、のどの痛みを止めるのに効き目がある様です。

こちらの花の草津温泉のあちらこちらで、見られる様になります。
是非、見つけてみてください。

 

ツリフネソウ(釣舟草・ツリフネソウ科ツリフネソウ属)

IMGP2292 ツリフネソウ

IMGP2294 ツリフネソウ

IMGP2290 ツリフネソウ

草津温泉の道の駅、運動茶屋公園で見かけました。
珍しい花だと思い、「草津の花」という図鑑でしらべたところ、
「ツリフネソウ(釣舟草)」という花でした。

まさしく、「釣り舟」のような形の花。
 
うしろの方は、渦巻状になる突起形で、
花の形が帆掛船を 吊り下げたように見えることから
ツリフネソウという名前になったそうです。
この渦巻状になっている所には、
 
甘い蜜がいっぱい入っているらしいです。

 

ネジバナ(捩花・ラン科ネジバナ属)

IMGP1965 ネジバナ

芝生のところに、たまに見かける花です。
桃色と白色の小さな花を多数細長い花茎に密着させるように
咲いている花。
その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲くので、
「ねじれた花序」が和名の由来だそうです。
「 捩花」、「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草(そう)」
などとも呼ばれている様です。

P1000729 ネジバナ
こちら、コンデジで撮影した拡大画像です。

 

ノリウツギ(糊空木・アジサイ科アジサイ属)

IMGP1793 ノリウツギ
只今、草津温泉のあちらこちらで、
この様な花を良く見かけます。
湯畑の湯瀧の前でも咲いていたので、
写真を撮ってみました。

ノリウツギ、漢字で書くと、糊空木といいます。

樹皮の内皮をはいで水につけると粘液を出ます。

それを和紙をすくときの糊として使ったことから
糊空木と言う様になったそいです。
夏休みの宿題で、このノリウツギから
糊を作るなんていうのも
いいかもしれませんね。

こんな小さな花も咲かせる様です。
IMGP1820 ノリウツギ
 
IMGP1823 ノリウツギ

 

ホタルブクロ(蛍袋・キキョウ科ホタルブクロ属)

IMGP1617 ホタルボウシ

IMGP1628 ツリガネニンジン

7月上旬頃から、よく見かける花です。
ホタルブクロ(蛍袋)と、いいます。
まさに袋の様な花。
 
英語では
 「bellflower(鐘の花)」という。
ホタルが中に入っったら、その光が外に透けて
見えるのでしょうか?
そんな、シーンを写真で撮ってみたいですね。

実は、もうそろそろ、花の時期も終わりそうな花ですが、
今でも、所々で見られます。 

ギボウシ(擬宝珠・キジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属)

IMGP1598 ギボウシ
最近、花の写真を撮るのに、ハマってます(笑)

ベルツ通り沿いにある西の河原公園駐車場前で、
たくさんのギボウシが咲いてました。
紫色のかわいい花が、たくさん咲いてます。

IMGP1605 ギボウシ

IMGP1593 ギボウシ
 
こちら、西の河原公園駐車場前のバス停です。
IMGP1611 西の河原駐車場

最近では、いろいろな外国語で、書かれているんですね。
ふと、バス停をみたら、こんなのを見つけました。
 
当館から、湯畑に行かれる途中で、見かける事が出来ます。
いろいろな花を見ながら、お出かけになると、
片道15分の道のりも短く感じるのでは?