熱気球搭乗体験のチラシが、草津町の新聞折込に入っておりましたのでご案内申し上げます。
いよいよ、今日から天狗山プレイゾーンでサマーフェア開催ですね。
熱気球搭乗体験は、
2019年8月1日(木)~9月1日(日)
朝6時~8時の開催です。
ご朝食前に、是非、お出掛けくださいませ。
天狗山プレイゾーンサマーフェアのお知らせです。
8月1日(木)~9月1日(日)の期間、
お得な「天狗パス」を販売!
3500円で、天狗山プレイゾーンの3アイテムを利用出来ます。
しかも、天狗山リフトは乗り放題です。
但し、バンジップは1回のみとなります。
8月10日~12日は、夏祭り開催!
天狗山プレイゾーンで利用出来るアイテムはこちらをご覧ください。
https://www.932-onsen.com/green/sport
バンジップ、マウンテンボード、グラススキーの3つに乗って6000円ですが、
これが3500円となります。
天狗山テラスがオープンしました。
夏は、草津温泉スキー場天狗山プレイゾーンでエンジョイしましょう!
こちら、湯畑の湯樋、全景画像です。
長さ40m。幅45cm、高さ18cmの湯樋が7本流れております。
枠全体の面積にしたら、126平方メートルとなります。
湯樋の材質は、岩手産のアカマツの木を使用してます。
水湿に強い木材で、浴槽などにも使われております。
湯畑で出来る湯の花、その仕組みについてご案内したいと思います。
湯樋の傾きについて
NHK「サンドのお風呂頂きます」という番組で、湯の花採取について放送されておりました。
湯樋の傾きは0.6度と言われておりました。
また、100mに対し1m下がった傾きというのも聞いた事もあります。
逆三角関数で計算しますと、
アークタンジェント atan(1/100)=0.5729°
約0.6度という計算になりますね。
結局、同じ傾きという事ですね。
先人の知恵で試行錯誤の末、最も湯の花がたまりやすい角度になったそうです。
これより、傾き過ぎても、平ら過ぎても湯の花は出来ないという事ですね。
ここで、湯の花が年に3回採取されます。
各旅館や、お土産屋さんに配られるのは数十個だけ。
とても希少なものです。
湯の花の成分とは
湯の花は、温泉に含まれる硫化水素が空気の太陽の光によって、参加され結晶化した硫黄です。
化学式は、以下の様になります。
2H2S + O2 → 2H2O +2S
湯の花の主成分は、硫黄で1998年8月に採取した、
湯の花100g中の分析結果は以下の通りです。
硫黄 97.57g
水分 2.40g
その他微量成分 0.03g
ナトリウムイオン
カリウムイオン
カリシウムイオン
マグネシウムイオン
鉄イオン
マンガンイオン
アルミニウムイオン
銅イオン
鉛イオン
塩素イオン
硫酸イオン
温泉に含まれるコロイド状の硫黄
草津温泉での湯もみは、お湯の温度を下げる目的もありますが、
温泉に含まれる硫化水素より硫黄に結晶化させる事により、上の画像の様な単体硫黄(α硫黄)S8にて、コロイド状となります。
これにより、皮膚を保護してくれるので熱い温泉でも入り易くなるとの事です。
この湯樋は、2010年に新しくなりました。
こちらは、古い湯樋の断面です。
断熱材が入っており、温泉を冷めにくくしております。
湯畑での温泉の臭いについて
よく、草津温泉にいらした方で、硫黄臭いと言われる方がいらっしゃいますが、実は硫黄について臭いはしません。
温泉に含まれる硫化水素ガスの臭いです。
特に、ここ湯畑では湯の花をつくる為、硫化水素ガスが多く出ておりますので、その臭いがするのかと思います。
湯畑の臭いは、脳に効く!?
明石家さんまさんの「ホンマでっか!?」という番組で、
草津温泉に取材にいらした事がありました。
湯畑で香りがする硫化水素臭ですが、
脳科学の澤口先生によりますと、
驚きの効果があると、放送されてました。
硫化水素は神経細胞が死ぬのを防ぐ効果があるとか!
かおり風景100選
この湯畑での硫化水素臭について、
2001年には、環境省より「かおり風景100選」に湯畑が認定されました。
「硫黄の湯けむりの臭い」とありますが、これも疑問ですね。
「硫化水素ガスの含まれた湯けむりの臭い」が正しいのでしょうか。
私は学者ではないので、間違えていたら申し訳ございません。
もし、草津温泉にいらした際、湯の花採取をしているところを見かけましたら、湯畑源泉のお風呂に行くのをお薦めします。
こちら、千代の湯です。
とろっとろの湯の花いっぱいの白濁の湯を楽しめます。
あと御座之湯も湯畑源泉を引いているので、こちらもおすすめです。
湯の花採取体験
年に1回、12月上旬頃に湯の花採取体験も行われます。
湯の花 売店で好評販売中
湯の花は、当館売店でも1個1400円にて販売いたしております。
湯の花は、普通にユニットバスに、スプーン1杯から2杯を溶かしながら入れて入浴します。
まだ、ガーゼに入れて溶かす方法もあります。
追い炊き式のお風呂では、釜を傷めますので、使用なさらないでください。
尚、湯の花は、希少な為、売り切れとなっている場合があります。
ご了承くださいませ。
こちら、草津温泉道の駅で、朝6時頃の気温です。
とても、涼しい朝を迎えております。
朝からこの気温ですと、今日は暑くなりそうですね。
天気予報では、草津温泉での最高気温は25℃ぐらいになりそうです。
私は、今日からワイシャツを半袖に替えました。
つい、この間までこたつでぬくぬくしていたのが、ウソの様です(笑)
そう、こたつを片付けたのは、7月の連休明けの事でした。
それまで、草津温泉は寒かったのです。
暑い夏、避暑地草津温泉で、快適に過ごしてはいかがでしょうか。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
天狗山ゲレンデでは、たくさんのトンボが飛び交っておりました。
これは、アキアカネです。
通常は、赤トンボと呼んでいるもので、だんだんと体が赤くなります。
平地にて水田に水が入ると土中に産みつけられていた卵が孵化し、
幼虫が成長して、6月頃にはイネなどにつかまって羽化します。
そして、7月頃になって暑くなって来ると、避暑の為、涼しい山地へ移動します。
成熟し、赤くなったアキアカネは秋になると、また平地に戻るそうです。
移動して来たしたばかりで、疲れているのでしょうか。
近くに寄っても、写真撮影しても、あまり逃げません。
トンボも避暑に来ております。
7月下旬になりまして、ようやく夏らしくなって参りましたね。
涼しい草津温泉へ、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
こちら、温泉熱を利用して熱交換システムより、水を温めた温水を貯めているタンクです。
こんな大きいのが2つもあります。
当館での客室、大浴場、その他で出て来るお湯は、ボイラーで沸かしているお湯ではありません。
この町から供給されている温水を利用しております。
草津温泉で最も湯量の多い万代鉱源泉は、湧き出た時の温度は、
平成25年の温泉分析書によると、なんと96.5℃です。
これを人が入れる温度まで下げるには、とても大変です。
湯もみすると、どのくらいすればいいのでしょうか(笑)
そこで、実に活気的で、とってもエコなシステムが考えられました。
温泉熱を利用して、温水を作ると言うシステムです。
こちらが、その熱交換をするところです。
外から撮影しました。
草津町は、温泉課がこの熱交換システムを管理しております。
ここを温泉基地と呼んでおります。
94.5℃の温泉(湧き出したところからここまでに流れて来るまで温度が下がるのでしょう。)が、熱交換器を使って温泉は54℃まで冷まされ、55℃の温水を町に供給されている仕組みが良く分かりますね。
CO2対策の点で環境に優しく、とてもエコなシステムです。
ただ、欠点があり、当館の様に中心街から離れた場所にある施設、お湯を使う人がいないと温くなってしまう事です。
早朝や、チェックインしたばかりの時、大浴場でシャワーのお湯が温いと多くのお客様にご指摘を頂戴します。
大変申し訳ございません。ご容赦頂きたいと思います。
体や頭を洗っている間に、蛇口のお湯をしばらく出しっぱなしにしていれば、だんだんと温まります。
相当時間のかかる場合があります。これも草津温泉の文化と思って頂ければ幸いと存じます。