ロベリアソウ(キキョウ科ミゾカクシ族)別名:セイヨウミゾカクシ

ロベリアソウ
ロベリアソウという花です。
西の河原公園で咲いております。
天狗山第一駐車場から入って、入口付近で咲いておりました。
雑草もたくさん生えており、お客様がご覧になる頃には、
刈られてしまっているかもしれません。
その時は、申し訳ございません。
来年の楽しみにご覧いただければと思います。
繁殖力のある花だそうですので、きっと来年も咲くと思います。

ロベリアソウ
別名では、インディアンタバコとも呼ばれております。
北米インディアンの伝統薬として、ティーや喫煙に幅広く用いられています。
地上部に含まれるアルカロイド・ロベリンという成分が、
ニコチンに似た構造を持つため、禁煙治療にも用いられるそうです。
毒性もあるので、妊婦には禁忌となっております。

ロベリアソウ
また、西洋のミゾカクシ、セイヨウミゾカクシとも呼ばれております。

ミゾカクシ
こちら、ミゾカクシの花です。

ロベリアソウ

ロベリアソウ

ロベリアソウ

ロベリアソウ

花が終わるとこんな実が出来ます。
ロベリアソウ
こちら、私の花図鑑にも載っていないし、iphoneの花しらべアプリで調べてもわかりませんでした。
雑草の様に咲いておりましたが、レアな珍しい花だったんですね。
こういう花を発見出来て、うれしく思います。

これからも、草津温泉でのどんな花図鑑が掲載されるか、どうぞお楽しみに!

イヌゴマ(犬胡麻・シソ科イヌゴマ属)別名:チョロギダマシ


イヌゴマ(犬胡麻)の花です。
別名は、チョロギダマシ(草石蚕騙し)とも言います。
西の河原公園で咲いておりました。
天狗山第1駐車場より、公園に入る入口付近で咲いております。

イヌゴマは、ゴマの花に似ており、イヌは「異ぬ」と表現され、
ゴマとは異ぬ花、「イヌゴマ」と呼ばれる様になったそうです。

ゴマの花
PHOTO-ACよりダウンロード
こちらが、ゴマの花です。
似ていると言えば、似てますね。

別名:チョロギダマシ(草石蚕騙し)
また、別名のチョロギダマシは、
草姿が塊茎を食用にする栽培種のチョロギに
似ているところから名付けられたというのもあります。
でも、食用にならないので、チョロギダマシと別名で名付けられた様です。

チョロギ
PHOTO-ACよりダウンロード
こちらが、チョロギです。

いろんな写真を撮ってみました。

イヌゴマ

イヌゴマ

イヌゴマ

イヌゴマ

西の河原公園で可愛らしく咲いております。
是非、ご覧くださいませ。

ヤクシソウ(薬師草・キク科オニタビラコ属 二年草)

ヤクシソウ
ヤクシソウ(薬師草)の花です。
国道292号線の道端で咲いておりました。
ハナニガナ、コウゾリナの花かと思いましたが、
なんか違うな?といろいろと調べましたら、
ヤクシソウという事が分かりました。
もし、違っていましたら申し訳ございません。

ヤクシソウ
この花の形、ハナニガナにそっくりです。

ハナニガナ
こちらが、ハナニガナです。
ハナニガナについては、こちらをご覧ください。
http://skylandhotel.jp/?p=10077

 

ヤクシソウ
この葉の形と、ネットで調べたものを比較して見ましたらところ、ヤクシソウと思いました。

ヤクシソウ
『薬師』といえば、薬師如来とか、
どんな病気を治してくれる仏様の事を思い浮かべます。
しかし、この花は、薬効のある花ではなさそうです。
かつては、薬草として皮膚の腫れ物に外用として使われた事もあるそうです。

ヤクシソウ
葉の形が、薬師如来の光背に似ているところから、
この名前が付いたという説がある様です。

ヤクシソウ
国道292号線沿いで、たくさん咲いてました。
この咲き方は、たぶん、ヤクシソウの咲き方な様です。

草津温泉の山野草、まだまだありますね。
また、見つけましたらご紹介させて頂きます。

イタドリ(虎杖、タデ科ソバカズラ属)

イタドリ
イタドリ(虎杖)の花です。
そんじょそこらに咲いている様な、ただの雑草に見えます。
山野や道端、土手などのいたるところで群生している花です。
何も気づかずに通り過ぎてしまいますね。
当館から湯畑に行く途中、白根神社の近くで咲いておりました。

イタドリ
イタドリについて調べますと、
いろいろと面白い事が分かったので、
紹介させて頂きます。
イタドリの若葉を揉んだものは、傷薬として使われており、
痛みを和らげる事から、「痛み取り」の薬、
イタドリと呼ばれる様になったそうです。

イタドリ
何故、虎(とら)と杖(つえ)と書いてイタドリと読むのか不思議ですね。
漢方では、生薬名が虎杖根(こじょうこん)と呼ばれているそうです。
「虎」は若い芽にある紅紫色の斑点が虎の斑模様の皮に似ているところから
「杖」は茎にたとえられて、来ているそうです。

イタドリ

以前に摘み草サミットというのがあり、
食べた事がありました。
それが、こちらです。
摘み草
これは、イタドリ、コゴミ、ヨモギなどです。

イタドリ

イタドリ

イタドリ

イタドリの花、湯畑に行く途中にございます。

是非、見つけてみてください。

ダンゴギク(団子菊)(ヘレニウム・キク科ヘレニウム属)

ダンゴギク
ヘレニウム、和名ダンゴギクの花です。
今は静可山方面へは通れなくなりましたが、分かれ道のところに咲いておりました。

ダンゴギク

ダンゴギク
日本では、まるでお団子が乗っかっているかの様に見えるので、
ダンゴギク(団子菊)という名前が付いた様です。

ヘレニウム

ヘレニウム

学名は、ヘレニウム。
古代ギリシャ時代の王妃ヘレネに由来します。
その美貌で有名だったヘレネをめぐって国同士の戦争にまで発展してしまったそうです。
その戦いで多くの人達が命を落としました。
自分を奪い合う戦争で、多くの人が犠牲になった事に嘆いて、
ヘレネの流した涙から生まれた花だと伝えられています。

日本のダンゴギクと、ギリシャ神話のヘレニウム、
なんか考え方が偉い違いですね(笑)

 

ダンゴギク

こちらの花は、アメリカが原産国となっております。
アメリカでは、この花を嗅ぎタバコにして、くしゃみで悪霊を追い払う儀式に用いていたそうです。
そこで、「Sneeze weed」(くしゃみ草)とも呼ばれています。

ヘレニウム
草津温泉の花図鑑、まだまだ、いろんな種類があります。
見つけ次第、ご案内したいと思います。
どうぞ、お楽しみに!

モナルダ 和名タイマツバナ(松明花)、ヤグルマハッカ(矢車薄荷)シソ科 ヤグルマハッカ属

 モナルダ
モナルダの花です。
こちらは、調べてみますと苗の販売もしている様で、園芸品種の花でしょうか?
それとも、自然に咲いている花でしょうか?
こちらは、草津温泉道の駅運動茶屋公園で咲いておりました。
ここだけと思いしましたが、実にいろんなところで
咲いておりましたので、草津温泉の花図鑑として紹介させて頂きました。


モナルダの名前は、いろんな呼び方がある様です。
和名では、タイマツバナ(松明花)、ヤグルマハッカ(矢車薄荷)という名前があったり、
その他の名前では、ベルガモット、ビーバーム、ホースミントろも呼ばれております。
今回の草津温泉花図鑑では、やたらとタイトルが長くなってしまいました。
「モナルダ」は、スペインの薬用植物学者ニコラス・デ・モナルデスが、
1569年に書いた新大陸の薬草の記述にちなんで名付けられたものだそうです。
真っ赤に燃える様に咲く花、まるでたいまつ(松明)の様なので、「タイマツバナ」。
「ヤグルマハッカ」は、薄荷(ハッカ)の近縁種の花で、
鯉のぼりにつける矢車に似ていることからつけられたそうです。
「ビーバーム」とは蜂の鎮痛剤という意味だそうです。
ここで、蜜を吸っている蜂に近寄っても刺しに来ないとか?

 モナルダ

 モナルダ
草津温泉の道の駅、運動茶屋公園のこちらで咲いておりました。

西の河原公園でもたくさん咲いておりました。
草津温泉,西の河原公園

草津温泉,西の河原公園

草津温泉,西の河原公園

草津温泉,西の河原公園

草津温泉,西の河原公園
西の河原露天風呂の入口付近でたくさん咲いておりました。

モナルダ
コンビニのローソン、ベルツ通り店の近くでも咲いておりました。

是非、見つけてみてください。

タマアジサイ(玉紫陽花・アジサイ科アジサイ属)

タマアジサイ
タマアジサイ(玉紫陽花)の花です。
草津温泉の道の駅、運動茶屋公園で咲いておりました。
2020年8月16日に撮影したものです。

タマアジサイ

タマアジサイ
蕾が玉のように見えるところから、
タマアジサイと言います。

タマアジサイ

タマアジサイ

タマアジサイ

タマアジサイ

タマアジサイ
蕾から花が咲くまでの間を見てみたいですね。

運動茶屋公園
こちらで、咲いておりました。
山地の沢沿いなど湿り気のある場所に自生する落葉低木だそうですが、
なるほど、その通り石尊水の流れる川沿いで咲いておりました。

草津温泉にお越しの際は、是非、ご覧くださいませ。

イブキジャコウソウ(伊吹麝香草・シソ科ジャコウソウ属)

イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)の花です。
当館の駐車場入り口付近で、にたくさん咲いております。
滋賀県の伊吹山に多く自生するところからこの名がついています。
かつて、小田信長は伊吹山に薬草園を作りました。
このイブキジャコウソウは、代表的な薬草だそうです。

イブキジャコウソウ
雄のジャコウジカから採れる動物性香料の
麝香(じゃこう)はとても高価ですが、
これに似た香りがすることから、
伊吹麝香草と呼ばれているそうです。
小田信長もこの香りをこよなく愛したそうです。

イブキジャコウソウ
ハーブでは、クリーピングタイムと呼ばれております。
手に取ってみると、ハーブの様な清々しい香りが漂いました。

イブキジャコウソウ
生薬名は、百里先まで香りが漂うということから
[百里香」(ヒャクリコウ)といいます。
そんなに遠くまでは、匂わないと思いますが(笑)

イブキジャコウソウは、発汗、収斂、強壮、利尿作用があり、
カゼや熱、頭痛、咳、痰に、湯呑に入れて熱湯を注いで用いるそうです。
また、香り付けの目的で浴剤に配合されます。

イブキジャコウソウ

 

イブキジャコウソウ

イブキジャコウソウ

イブキジャコウソウ
調べてみると面白いものですね。

当館にお越しの際は、是非、ごらんくださいませ。

ヤエザキオオハンゴンソウ(八重咲き大反魂草)別名ハナガサギク(花笠菊)キク科オオハンゴンソウ属

ハナガサギク
ヤエザキオオハンゴンソウ(八重咲き大反魂草)の花です。
別名、ハナガサギク(花笠菊)とも言います。
キク科の植物です。
今は通行止めとなっておりますが、静可山入口の分岐点で咲いておりました。

夏になると大量にオオハンゴンソウが大量に咲き始めますが、
こちらは、その八重咲きの花です。
オオハンゴンソウは、外来生物法で特定外来生物に指定されている植物で、
既存の生態系に重大な影響を及ぼすおそれがあるとして、
栽培や運搬などの一定の行為が原則として罰則をもって禁止されている花です。
これは、マリーゴールドみたいな花で、鑑賞用や生け花に良さそうな花に思えます。
しかし、こちらの花も特定外来生物に指定されております。

特定外来生物等一覧より
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list/L-syo-03.html

ハナガサギク

ハナガサギク

ハナガサギク

ヒマワリと同じぐらいの背丈となり、高さのある花です。

ヤエザキオオハンゴンソウ

ヤエザキオオハンゴンソウ

ヤエザキオオハンゴンソウ

こちらは、自然に生えている花を観賞するのみで、
持ち帰って育てる事など、絶対にしない様、お気を付けください。

ハタザオキキョウ(旗竿桔梗)キキョウ科

ハタザオキキョウ
ハタザオキキョウ(旗竿桔梗)の花です。
当館のすぐ近くで咲いておりました。
旗竿の様にまっすぐな茎にたくさんの花を付けます。

ハタザオキキョウ

ハタザオキキョウ

旗竿桔梗
読んで字の如く、旗竿桔梗ですね。

草津温泉でよく見かける、
ホタルブクロかなと思いましたが、
ちょっと違うと思い、調べましたら、
ハタザオキキョウである事が分かりました。

当館より駐車場を出ましたら右に曲がりまして、
きんだいペンションさんの手前を右曲がり、
少し行ったところで咲いておりました。

湯畑まで行く近道でもあります。
いろいろな花を見て、名前も分かれば、
湯畑の道中も楽しくなるかと思います。
是非、ご覧くださいませ。