ヤマユリ(山百合・ユリ科ユリ属)

ヤマユリ
ヤマユリ(山百合)の花です。
草津の町内でも良く見かけますが、
まさか、草津森の癒し歩道で、咲いているとは!
山地で咲いているから、ヤマユリと言うそうです。
という事は、山地でしか見られない自然の花?
ずっと、一般の家庭の庭の花壇などで咲く、園芸品種の花だと思っておりました。
こんなに大きくて綺麗な花が、自然に咲いているなんて!

草津森の癒し歩道サイクリングコース
草津森の癒し歩道サイクリングコースで咲いておりました。

ヤマユリ

ヤマユリ

ヤマユリ
笹薮の中に、ひょこんと三つの花が出ておりました。
近くに寄って匂いを嗅ぐと、とてもいい香りがします。

当館のお庭でも咲いているではないですか!
ヤマユリ

ヤマユリ

ヤマユリは、とても大きくて綺麗な花です。
当館の駐車場前のお庭にも咲いておりますので、
是非、見つけてみてくださいませ。

ムシトリナデシコ(虫取り撫子・ナデシコ科マンテマ属)

ムシトリナデシコ
面白い名前の花を見つけましたのでご紹介させて頂きます。
こちら、静可山入口にある花壇で咲いておりました。
ムシトリナデシコと言います。
ちょうど、虫が飛んで来ているところを撮影出来ましたね。
しかし、食虫植物ではないので、この虫は捕らえらる事はありません。
むしろ、蜜を吸う事によって、受粉してくれる虫は大歓迎なのです。
別名で、ハエトリナデシコ、コマチソウ、ムシトリバナとも呼ばれております。
虫取り撫子という名前の由来は、茎上部に粘液を分泌する部分が帯状にあり、
この粘着部で小昆虫を捕らえることから付けられました。
例えば、小さなアリは、花の蜜をとるだけで、効果的な受粉になりません。
茎をよじ登って花に達するのを妨いでいると考えられております。
実に賢い花ですね。

ムシトリナデシコ
花の下の部分の茎も上部のところがベタベタしていて、
土をかけてみたところ、こんな感じでくっつきました。
ここで、小さな虫が茎を伝わって、よじ登れない様にしているのですね。

ムシトリナデシコ

ムシトリナデシコ

ムシトリナデシコ

ムシトリナデシコ

ムシトリナデシコ

ムシトリナデシコ

ムシトリナデシコの葉です。
ムシトリナデシコ

植物というのは、いろいろと面白い性質を持つのもあるのですね。
またひとつ勉強になりました。

リョウブ(令法・リョウブ科の落葉小高木)別名 ハタツモリ

リョウブ
今年(2021年夏)は、いろんな花の開花がとてもいいですが、
西の河原公園を歩いてみると、一面真っ白な花に覆われた木がとても目立ちました。
毎年、こんなに咲いていたでしょうか?
こちら、リョウブ(令法)の花です。
リョウブの若葉は、昔から食用とされておりました。
平安時代の深刻な飢饉の時代に、
農民へ田畑に一定量のリョウブを植え、飢饉に備える様に命じた令法(官令)が出されたところから、
令法の字をリョウブと呼ぶ様になったそうです。
別名ハタツモリとも呼ばれており、漢字で書くと畑積り、畑つ守などとあります。
これも同様に田畑のある程度のリョウブを見積もって植えなさいという事でしょうか?

リョウブ

リョウブ

リョウブ

リョウブ

リョウブ

リョウブ

リョウブ

こちら、ノリウツギとリョウブです。
リョウブ

リョウブの花は、全国あちらこちらでやたらと見かけますね。
しかし、名前の由来を調べてみると面白い事が分かりました。
とにかく、今年はたくさん咲いてます。
是非、ご覧くださいませ。

ベニガク(紅額・アジサイ科アジサイ属)

ベニガク
ベニガク(紅額)の花です。
西の河原公園で咲いておりました。
インターネットで調べましたところ、
アジサイ科アジサイ属の花で、ヤマアジサイの変異種である事が分かりました。
ところが、最近の研究結果によると、エゾアジサイの中間的形質をもつ事が分かって来たというのもあります。
また、ヤマアジサイ(ベニガク)と表記されているのもありました。
ヤマアジサイは、ベニガクなのかと思ってしまいます。
そして、アジサイ科ではなく、ユキノシタ科アジサイ属であるというのもありました。
何が本当で、何が間違っているのか、さっぱり分かりませんね。


こちらはヤマアジサイですが、
何か、これが本当にヤマアジサイなのか自信がなくなってきました。

ベニガク
ベニガクは、最初の頃に白色なのが、だんだん紅くなるというのもありました。
確かに、白っぽいのもありました。
ヤマアジサイが紅くなるというのもありましたが、たぶん、これは間違っていると思います。

西の河原公園で撮影したベニガクです。

ベニガク

ベニガクは、装飾花が赤くなっているところから、この様な名前が付けられました。
紅額ではなく、紅鰐というのもありました。

いや~~、植物って奥が深いですね~。
私の見つけた花で、まだまだペンディング中の花がいろいろとあります。
分かり次第、ブログに掲載したいと思います。
どうぞ、お楽しみに!

クロマメノキ(黒豆の木)ツツジ科スノキ属

クロマメノキ
クロマネノキ(黒豆の木)です。
ツツジ科スノキ属の落葉低木です。
こちらは、まだ当ブログの草津温泉花図鑑で紹介しておりませんでしたので、ご紹介させて頂きます。
殺生河原の小殺生に咲いているハクサンシャクナゲを見に行った時に咲いているのを見つけました。
白い釣鐘の様な可愛らしい小さい花を咲かせております。

クロマメノキ

クロマメノキ

花に出来る限りに近寄って撮影した画像です。
クロマメノキ

クロマメノキ

クロマメノキ

クロマメノキ

下から撮影した画像です。
クロマメノキ

クロマメノキ

秋になると葉は紅葉し、黒い豆の様な果実をつけます。
だから、黒豆の木と言うのでしょうか。
クロマモノキ
味は、ブルーベリーの様な甘酸っぱい味だそうです。

今、火山の噴火警戒レベルにより本白根山の方へは行く事が出来ませんが、殺生河原から温泉街まで行くハイキングコースで十分にお楽しみ頂けます。
是非、お出かけくださいませ。

ウマノアシガタ(馬の足形)キンポウゲ科キンポウゲ属

ウマノアシガタ
ウマノアシガタ(馬の足形)キンポウゲ科キンポウゲ属の花です。
今年も、草津温泉の花図鑑に載せる花を発見しました。
黄色い小さな花は、似た様な花がたくさんあって、なかなか難しいですね。
この花は、たぶん、この名前で間違いないと思いブログにアップしました。
黄色くて、少しツヤがありますが、「ウマノアシガタ」とは、変な名前ですね(笑)

別名で、キンポウゲ(金鳳花)と呼ばれている様ですが、
こちらの方が、馴染みがある様な気がします。
ウマノアシガタ

ウマノアシガタ

ウマノアシガタ

ウマノアシガタ
「馬の足形」とは、根ぎわから出ている葉の形が
馬の足形に似ているところから名付けられたとの事ですが、
全然似てませんね(笑)

ウマノアシガタ

ウマノアシガタ

道の駅草津運動茶屋公園にて、咲いておりました。
石尊水の周辺で咲いておりました。

最近の運動茶屋公園では、いろいろと花が増えましたね。
現在、白根山は行けませんが、気楽に運動茶屋公園で高山植物や山野草を楽しむ事が出来ます。
是非、お立ち寄りくださいませ。

タニソバ(谷蕎麦・タデ科イヌタデ属)

タニソバ
タニソバ(谷蕎麦)の花です。
西の河原公園や、天狗山第一駐車場の周辺で咲いておりました。
以前、アキノウナギツカミやミゾソバなどを紹介させて頂きました。
とても似ておりますが、名前は違う花です。
只今、この3種類の花が、同時に咲いております。
こんなに同じ様な花が咲いていると、混乱してしまいますね。

こちらが、ミゾソバです。
ミゾソバ
西の河原公園駐車場のあたりで咲いておりました。
葉の形に特徴があります。

こちらが、アキノウナギツカミです。
アキノウナギツカミ
西の河原公園で咲いておりました。
葉のところと花の咲いているところが離れております。

タニソバ
タニソバは、葉がスペードの様な形になっているのが特徴です。

タニソバ
寒くなると、赤茶けた色になります。

タニソバ

タニソバ(谷蕎麦)は、山地の谷筋や湿地に自生し、
実がソバ(蕎麦)に似ているところから、この名が付けられたそうです。

 

 

タニソバ

タニソバ

タニソバ

タニソバ

似た様な植物で、名前が違う花、実にたくさんありますね。

調べているうちに時期を過ぎてしまい、
ブログに掲載出来なかった花も多数あります。
こういう事をしているのが、
だんだん楽しくなって、ハマっております。

いろんな花を発見して調べ中の花もいろいろとあります。
今後の花図鑑掲載をお楽しみに!

ゴマナ(胡麻菜・キク科シオン属)

ゴマナ
ゴマナの花です。
草津温泉道の駅、つつじ園周辺で咲いておりました。
胡麻の葉に似ているところから、胡麻菜という名前が付いたそうです。

こちら、胡麻の葉です。
胡麻の葉
写真ACより

ごちら、エゴマの葉です。

写真ACより

こちら、ゴマナの葉です。

う~ん、似ていると言えば、似ているのでしょうか。

ゴマナの新芽、若芽、若い茎は、揚げ物、天ぷらでお料理になるそうです。
また、あえもの、おひたし、汁の実、油いためにも出来るそうです。
花の咲いていない新芽を見極めるのは、きっと難しいでしょうね(笑)
胡麻菜の「菜」は、こうして食べられますので、胡麻菜という名前がついたそうです。

ゴマナ

ゴマナ

ゴマナ

ゴマナ

ゴマナ

そんなにきれいな花ではありませんが、
当ブログは、草津温泉で、私が見かけた花、
名前を調べたり、どんな植物なのかを調べております。
これが、以外な発見があって面白いと思っております。

分からずに調べていて、時期がとっくに過ぎてしまった花もあります。
今後とも、どんな花が登場するか、どうぞお楽しみに!

アキノウナギツカミ(秋の鰻攫・タデ科イヌタデ属)

アキノウナギツカミ
アキノウナギツカミ(秋の鰻攫)の花です。
西の河原公園鬼の相撲場碑のある池の周辺でたくさん咲いております。
各地の湿地や水辺で普通に見られる花ですが、
名前までは分かりませんでしたので調べてみました。
多く枝分かれして、つる状に伸び、長さ1m前後です。
枝先にまばらな穂を出して淡紅色の小さな花をつけます。

アキノウナギツカミ
名前の由来は、秋に花が咲き茎に生えた刺で、
鰻が攫めそうだということから由来します。
本当に掴む事が出来るのか、試してみたいですね(笑)

アキノウナギツカミ
池の周辺で多く咲いております。

アキノウナギツカミ

アキノウナギツカミ

アキノウナギツカミ

 

アキノウナギツカミ
花は、開いているのは、ほとんどありませんが、珍しく咲いている花がありました。

 アキノウナギツカミ
拡大してみました。

アキノウナギツカミ

当館から歩いて行ったとしたら、西の河原露天風呂を超えて、さらに奥に行ったところにございます。
秋のいろんな花が咲いてます。是非、お出かけくださいませ。

ノコンギク(野紺菊・キク科シオン属)

ノコンギク
ノコンギク(野紺菊)の花です。
一見、ユウガキクと思って、見過ごしておりました。

ノコンギク
やけに紫っぽい蕾だなと思い、調べてみましたら、
ノコンギクだという事が分かりました。
鑑賞用の「紺菊」という花がありますが、
これが野生化された花だと言う事です。

ユウガキク
こちら、ユウガキクです。
花を見る限り、とても良く似てますね。
こうして、写真を見比べると、違いが分かります。

ノコンギク
西の河原公園の鬼の相撲場周辺で、たくさん咲いておりました。

ノコンギク

ノコンギク
よく見ると、花も紫色っぽいですね。

ノコンギク
こちら、ノコンギクの葉の特徴です。

まだまだ、見過ごしている花、いっぱいあります。
分かり次第、ブログで紹介したいと思います。