ニッコウネコノメソウ(日光猫の目草・ユキノシタ科ネコネソウ属)

IMGP6183 ネコノメ
 
こちら、ザゼンソウ公園で咲いている花で、
ニッコウネコノメソウと言います。
ネコノメソウ公園と言っていいぐらいたくさん咲いてます(爆)
さすがに、草津なのに、「日光猫の目草公園」は変ですね(笑)

しかし、草津温泉のブログ等で、この花を紹介している方は
あまりないみたいです。
草津温泉とニッコウネコノメソウでキーワード検索しても、
出て来ませんでした。
もしかして、違っているかな?と不安になりました。

草津温泉とイワボタン(ミヤマネコノメソウ)では、
キーワード検索で出てきます。
嫗仙の滝へ行く途中で咲いている様ですね。
ミヤマネコノメソウは、雄しべは8個で葯は黄色とあり、
ニッコウネコノメソウの葯は暗紅紫色とされておりましたので、
これで間違いないと思いました。
他の名前なのか、あまり自信はありませんが、
もし、ご存じの方がいらっしゃいましたら教えて頂ければ幸いです。

5月13日、明るいところで写真を撮りました。
IMGP6996 ニッコウネコノメソウ
葯は暗紅紫色と確認が取れました。

ニッコウネコノメソウは、
ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草。
イワボタン(岩牡丹)の変種が
日光国立公園の塩原で見つかったところから、
この名前がついたそうです。

草津で先に見つければ、クサツネコノメソウという名前に
なったかもしれませんね(笑)

黄緑色のそんなに綺麗な花ではありませんが、
なんて言う花なのか気になって、
調べていくうちに魅力を感じましたので
掲載させて頂きました。

IMGP6477 ネコノメソウ
 ネコノメソウでも、いろいろな種類がたくさんあって、
この花の名前を見つけるのに、とても苦労しました。

IMGP6529 猫の目草
真ん中の割れそうになっているところが、
猫の目に似ているから、猫の目草と名前が付いたのでしょうか。

拡大画像です。
IMGP6818 ニッコウネコノメソウ

ニッコウネコノメソウの葉です。
IMGP6815 ニッコウネコノメソウ

ザゼンソウ公園入口付近に、たくさん咲いてます。
CIMG1162 日光猫の目草
ネコノメソウが育つ環境は、
山地・低山,森林・林縁,湿地・池沼です。
ザゼンソウと同じ様な環境なのでしょうか?

CIMG1151 日光猫の目草

こちら、大きな葉はザゼン草です。
花の時期は、既に終わってます。
IMGP6541 ニッコウネコノメソウ
負けるなザゼンソウと、応援したくなってしまいますね。 

 IMGP6542 ニッコウネコノメソウ

他にも、ザゼンソウ公園では、いろんな花が咲いてます。
この様な花を見つけるのも、なかなか楽しいですよ♪

オオカメノキ(大亀の木・レンプクソウ科ガマズミ属)・ムシカリ

IMGP6620 オオカメノキ

オオカメノキ(大亀の木)です。別名で、ムシカリと言います。
つい最近まで、私はノリウツギと一緒だと思っておりましたが、
全然違う事を最近になって知りました(笑)

オオカメノキは、スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木‐小高木で、
ノリウツギは、アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。
また、オオカメノキとムシカリについても、どう違うのか悩んでおりました。

まったく植物の知識のない者が、花図鑑を作っているのですから、
これでいいのかと心配になります。

でも、調べれば調べるほど、いろいろな事が分かって面白いですね。
どこでも生えている様な雑草でも、草津温泉で生えている花なら
真剣に調べてブログに掲載して行きたいと思います。

花の中央のところを拡大した画像です。
IMGP6628 オオカメノキ

CIMG1243 ムシカリ

木全体の画像です。
IMGP6634 オオカメノキ
 
木の部分です。
IMGP6729 ムシカリ

オオカメノキは、和名で大亀の木。
読んで字の如く、葉の形が亀の甲羅に似ているところから
名前がつけられた様です。
IMGP6728 オオカメノキ

別名のムシカリは、葉が虫によく喰われるので、
「虫喰われ」がなまってムシカリになったという説もあります。
確かに虫に喰われてます。
IMGP6741 ムシカリ

偶然、虫が写ってました。これがその虫か?
CIMG1233 ムシカリの虫

こちら、草津森の癒し歩道、ロイヤルコースで撮影しました。
 IMGP6618 ムシカリ

IMGP6637 草津森の癒し歩道
只今、新緑がとても綺麗です。
是非、散策にお出かけください。

ウワミズザクラ(上溝桜・バラ科ウワミズザクラ属)


IMGP6514 ウワミズザクラ


今年は、やたらとこの様な花が目立っている様な気がします。

なんか、くすぐったそうな花ですね。

ウワミズザクラと言う花です。

よく、ウワズミザクラと間違える人もいる様です。

ウワズミザクラでググると、何件か検索にヒットします。

私も、ウワズミザクラで検索して、

間違えだと言う事が分かりました

名前の由来は、漢字で書くと、上溝桜と言い、

古代、この木の材の表面に溝を掘って亀の甲羅を焼いて

亀甲占いに使用したことから、上溝(うわみぞ)

「ウワミズ」になったというのが通説となっている様です。


IMGP6573 ウワズミザクラ


IMGP6567 ウワズミザクラ


CIMG1199 ウワミズザクラ


CIMG1175 ウワミズザクラ

拡大して見ると、なかなか綺麗な花ですね。


CIMG1176 ウワズミサクラ


 


IMGP6651 ウワミズザクラ

カキドオシ(垣通し・シソ科カキドオシ属)

IMGP6508 カキドオシ

最近になって、こんな花が道端に咲いていて、
よく見かける花です。
スミレの一種だろうと、そのまま通り過ぎておりました。
名前までは、良く分からなかった 、この花、
カキドオシという花でした。

これは、草津町前口のザゼンソウ公園で撮影しました。
草津温泉の街中にもあちらこちらで咲いてます。

これは、シソ科の花で、スミレとは全然違います。
葉を揉むと、シソの香り?の様な強い匂いがします。

IMGP6504 カキドオシ

IMGP6497 カキドオシ

IMGP6501 カキドオシ

カキドオシは、繁殖性が強いのでしょうか、
隣接地から垣根を通して進入してくるところから垣通しという
名前がついた由来だそうです。

また、カントリソウという別名もあります。
全草を乾燥したものは和種・連銭草(れんせんそう)
中国種・金銭草という名で生薬にされ、
子供のかんの虫に効くとされていて、
カントリソウという名前もある様です。

CIMG1182 カキドオシ

カキドオシは、漢方薬にも使われており、
利尿、消炎薬として黄疸、胆道結石、
腎臓結石、膀胱結石、血糖降下作用などなど、
糖尿病治療にも応用できることが期待されています。

山菜として、かき揚げや天ぷらにして
食べる事も出来ます。

何気なく見過ごしている道端に生えている草花。
奥が深いですね。

ハウチワカエデ(羽団扇楓・ムクロジ科カエデ属)

IMGP6454 ハウチワカエデ

当館で、毎年咲いてくれるハウチワカエデの花です。
「モミジに花が咲くなんて!」と、最初、びっくりしました。
世紀の大発見?と思っておりましたが、
ハウチワカエデは、そういう種類の木だそうです。
今が見頃です。
ブログをご覧の方で、当館にお越しの際は、
場所を教えますので、是非、フロントに声を掛けてください。

昨年買った一眼レフ、PENTAX K-50で撮影しました♪
IMGP6314 ハウチワカエデ

IMGP6319 ハウチワカエデ

IMGP6351 ハウチワカエデ
 

IMGP6354 ハウチワカエデ

これは、iphonで撮影。
昔のデジカメより、綺麗に撮れて、ビックリ!
IMG_1267 ハウチワカエデ
 

シラネアオイ(白根葵・キンポウゲ科シラネアオイ属)


IMGP6289 シラネアオイ


IMGP6286 シラネアオイ


CIMG1076 シラネアオイ

シラネアオイ。

只今、光泉寺の裏にたくさん咲いております。

今まで、草津の白根が名前の由来だと思っておりました(笑)

シラネアオイは、北海道から本州中北部の日本海側にかけての

山地帯と亜高山帯のやや湿り気のあるところに分布している花。

おもに日光白根山に多く咲き、

花がタチアオイという花に似ているところから、

シラネアオイという名前が付いた由来だそうです。

草津に移住してから、20年になりますが、知らない事ばかり。

これからも勉強ですね。

草津の白根山に咲いているからじゃなかったんですね(笑)

 

カタクリ(片栗・ユリ科カタクリ属)

IMGP6263 カタクリ

IMGP6258 カタクリ

IMGP6253 カタクリ
草津温泉 道の駅の運動茶屋公園にて、
カタクリの花が咲き始めました。

これから、どんどんといろいろな花が咲き始めて、
一層、春らしくなって来ますね。

今年も、草津温泉で咲く、花図鑑シリーズに
新たな花をいろいろと紹介させて頂きます。

カタクリと言えば、片栗粉を連想してしまいますね。
かつては、文字通りカタクリの根茎により、
デンプンを採り、製造してたそうです。
この本物のカタクリの根茎は、とても小さく、
各家庭で使うほど大量には生産出来ない事でしょう。

現在は、消化が良くなる上質な漢方薬として、
薬局で売られているそうです。

明治以降、ジャガイモが大量栽培される様になって、
ジャガイモやサツマイモのデンプンから
作られる様になりました。

片栗の名前が、そのまま残って、「片栗粉」と、
呼んでいるそうです。

ベルツ通り沿いにプリムラの花

IMGP5166 プリムラ

IMGP5288 プリムラ

草津温泉もだんだんと春らしくなって参りましたね。
ベルツ通り沿いに、プリムラという花が咲いてました。
2015年4月6日、草津フラワーさんの前で撮影しました。

全然、花の咲く気配をしない中、この様な花が咲いてくれると
ほっとしますね。

当館より、湯畑へ行く道中にご覧頂けます。
湯畑までの道のりは、徒歩10~15分程度ですが、
花等を見ながら行けば、 きっと短く感じるのでは。

驚くべき!シャクナゲの越冬術


IMGP4932 シャクナゲの越冬

普通、植物は、枯葉になって、木の枝だけになり、

春になって、また生えて来るものですが、

シャクナゲは特別な様です。


IMGP4927 シャクナゲの越冬

草津温泉では、時には、マイナス10度~15度ぐらいに

なる事もある厳しい寒さですが、

この地で生息するシャクナゲは、

驚くべき越冬術を持っていたんですね。


IMGP4925 シャクナゲの越冬

晩秋から冬にかけて気温の低下とともに葉が筒状に丸まっていき、

露出面積を最小にして厳冬期を迎えます。

筒状になることで、葉の織り込まれている部分は、

乾燥からも強光からも守られるそうです。

そして春になって土壌の凍結が融けて、

吸水が可能となると葉は再び開いて

光合成を再開するという事です。

今までに、何げに見ていたシャクナゲですが、

こんな驚くべき技を持っていたんですね。

春になって、暖かくなりますと、

葉が元に戻り、こんな感じになります。


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当館のすぐ近くの白根神社の敷地内にたくさんございます。

是非、ご覧ください。 

ヤマトリカブト(山鳥兜・キンポウゲ科トリカブト属)

IMGP3047 ヤマトリカブト

草津温泉の道の駅周辺で、見つけました。
水辺に咲いている花で、ヤマトリカブト(山鳥兜)といいます。

こちら、横から見た画像です。
IMGP3042 ヤマトリカブト

トリカブトと言えば、根に猛毒の含んでいる植物として有名です。

花の形が、舞楽のときにかぶる鳳凰(ほうおう)の頭を
型取った兜に
似ていることから「鳥兜」とい名がついたそうです。
そして、草津温泉の様な山地に咲く種類の花を
ヤマトリカブト(山鳥兜)と呼ぶそうです。

根にある強い毒は、アイヌ民族が熊やクジラをとるための
毒矢として矢に塗って使用していたそうです。
毒の強さは植物成分としては最強で、フグ毒に次ぐ、
猛毒だといわれております。

CIMG0193 ヤマトリカブト

鑑賞として見るだけで、決して食べない様、お気を付けください。