ミソハギ(禊萩)の花です。
静可山入口付近で咲いておりました。
盆花としてよく使われ、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)などの名前もあるそうです。
ミソハギの花は、水を注いで悪魔を払うとして、禊(みそぎ)に使われておりました。
また、萩の花に似ているところから禊萩(ミソハギ)という名前になったそうです。
また、「千屈菜(せんくつさい)」として下痢止めなどの民間薬としても使われていたそうです。
お盆の時期らしい、草津温泉で咲いている花を紹介させて頂きました。
ヤマブキショウマ(山吹升麻)です。
そんなに綺麗な花ではありませんが、
草津温泉で咲いているすべての花を図鑑として収集する事を目標としております。
道の駅、草津森の癒し歩道ロイヤルコースなどで、多く見かけます。
当館のお庭にも咲いておりました。
雑草の如く咲いている花ですが、名前を調べるのに苦労しますね。
ヤマブキショウマは、葉がヤマブキの葉に似ているところから名が付きました。
こちらがヤマブキの葉です。
あの山吹色のヤマブキです。
なるほど、似ていると言えば似てますね。
山吹升麻の「升麻」と付けられているぐらいですから、漢方薬に使われる花だと思われます。
ユキノシタ科チダケサシ属のトリアシショウマについては、
花の咲くころ、根茎を掘り取り、
水洗いして日干しにして乾燥したものを生薬とし、風邪や頭痛に効くそうですが、
葉がヤマブキに似ているトリアシショウマの様な花という事で、
バラ科のまったく全然違う種類の花みたいです。
生薬にならない様です(笑)
植物に調べると、いろいろと面白いものですね。
もし、この花を見かけましたら、こういう名前なんだなと知って頂ければ幸いです。
面白い名前の花を見つけましたのでご紹介させて頂きます。
こちら、静可山入口にある花壇で咲いておりました。
ムシトリナデシコと言います。
ちょうど、虫が飛んで来ているところを撮影出来ましたね。
しかし、食虫植物ではないので、この虫は捕らえらる事はありません。
むしろ、蜜を吸う事によって、受粉してくれる虫は大歓迎なのです。
別名で、ハエトリナデシコ、コマチソウ、ムシトリバナとも呼ばれております。
虫取り撫子という名前の由来は、茎上部に粘液を分泌する部分が帯状にあり、
この粘着部で小昆虫を捕らえることから付けられました。
例えば、小さなアリは、花の蜜をとるだけで、効果的な受粉になりません。
茎をよじ登って花に達するのを妨いでいると考えられております。
実に賢い花ですね。
花の下の部分の茎も上部のところがベタベタしていて、
土をかけてみたところ、こんな感じでくっつきました。
ここで、小さな虫が茎を伝わって、よじ登れない様にしているのですね。
植物というのは、いろいろと面白い性質を持つのもあるのですね。
またひとつ勉強になりました。
今年(2021年夏)は、いろんな花の開花がとてもいいですが、
西の河原公園を歩いてみると、一面真っ白な花に覆われた木がとても目立ちました。
毎年、こんなに咲いていたでしょうか?
こちら、リョウブ(令法)の花です。
リョウブの若葉は、昔から食用とされておりました。
平安時代の深刻な飢饉の時代に、
農民へ田畑に一定量のリョウブを植え、飢饉に備える様に命じた令法(官令)が出されたところから、
令法の字をリョウブと呼ぶ様になったそうです。
別名ハタツモリとも呼ばれており、漢字で書くと畑積り、畑つ守などとあります。
これも同様に田畑のある程度のリョウブを見積もって植えなさいという事でしょうか?
リョウブの花は、全国あちらこちらでやたらと見かけますね。
しかし、名前の由来を調べてみると面白い事が分かりました。
とにかく、今年はたくさん咲いてます。
是非、ご覧くださいませ。
ベニガク(紅額)の花です。
西の河原公園で咲いておりました。
インターネットで調べましたところ、
アジサイ科アジサイ属の花で、ヤマアジサイの変異種である事が分かりました。
ところが、最近の研究結果によると、エゾアジサイの中間的形質をもつ事が分かって来たというのもあります。
また、ヤマアジサイ(ベニガク)と表記されているのもありました。
ヤマアジサイは、ベニガクなのかと思ってしまいます。
そして、アジサイ科ではなく、ユキノシタ科アジサイ属であるというのもありました。
何が本当で、何が間違っているのか、さっぱり分かりませんね。
こちらはヤマアジサイですが、
何か、これが本当にヤマアジサイなのか自信がなくなってきました。
ベニガクは、最初の頃に白色なのが、だんだん紅くなるというのもありました。
確かに、白っぽいのもありました。
ヤマアジサイが紅くなるというのもありましたが、たぶん、これは間違っていると思います。
ベニガクは、装飾花が赤くなっているところから、この様な名前が付けられました。
紅額ではなく、紅鰐というのもありました。
いや~~、植物って奥が深いですね~。
私の見つけた花で、まだまだペンディング中の花がいろいろとあります。
分かり次第、ブログに掲載したいと思います。
どうぞ、お楽しみに!
白根神社の境内にあるシャクナゲです。
花が咲き終わって、新葉が生え始めております。
こうして、シャクナゲは成長していくんだなと、実感が湧く画像ですね。
ところで、毎年、こんなにたくさん生えてましたっけ?
今年は、花付きがよかったので、新葉もいっぱい生える様になったのでしょうか。
シャクナゲの葉は、このまま、細く丸まって越冬します。
新しく葉が生えれば、それが毎年大きくなって来る事でしょう。
来年は、さらに大きなシャクナゲを見る事が出来るので、楽しみですね。
白根神社で、実にたくさんのシャクナゲがこんな状態になっております。
湯畑へ行かれる際、白根神社を通って行く方法がございます。
是非、お立ち寄りくださいませ。